診療案内
当院での診療について
①「かからなくてすむ」病気の予防
混合ワクチン・狂犬病ワクチンの接種、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防、回虫および条虫の駆除、不妊手術(避妊・去勢)などで、安全で確実に病気を予防しましょう。
健康診断(血液検査・レントゲン・エコー・心電図・尿検査)はいつでも実施しています。
肝臓や腎臓などの各臓器の機能や形状、脂質代謝異常・貧血や腫瘍の有無、膀胱炎や糖尿病の有無、不整脈や心肥大など、様々な病気のサインをいち早く検知することができます。検査による早期発見は早期治療を可能にします。
歯石除去や抜歯では、疼痛緩和を行った上で、超音波歯科ユニットと医療用レーザー治療器を使用して、安全な麻酔管理のもと処置を行います。
②「皮膚と耳の病気」を得意としています
特に「かゆみ」や「脱毛・フケ」を伴う皮膚病は、アレルギー・細菌感染症・ホルモンバランス・寄生虫など原因はさまざまです。また、食生活や飼育環境によっても症状は変わってきます。原因をつきとめ、ステロイドを抑えた内服薬のほか、免疫注射・サプリメント・フード・シャンプーなど多種多様な選択肢を用意しています。アレルギーの子には原因物質(アレルゲン)を特定する各種の抗原・抗体検査も実施しています。
また、耳垢がたくさん出て赤く腫れる外耳炎など、頑固な耳の病気もお任せください。
ホルモン依存性脱毛症
③「心臓や肺の病気」もお任せください
犬の僧房弁閉鎖不全症や猫の心不全の治療に特に力を入れています。止まらない咳や呼吸不全、浮腫など心臓に原因のある病気はレントゲン・超音波エコー・心電図にて診断が可能です。場合によっては胸水を抜くなどの外科処置も行います。症状が落ち着いてからは出来る限りお薬の種類を増やさないで体調を維持できるよう、ご自宅での投薬指導もしています。
僧帽弁肺水(犬の僧房弁閉鎖不全症) 心臓が肥大し、肺に水が溜まって、咳をしています。
④「猫伝染性腹膜炎(FIP)」の治療が可能です
2023年の開院当初より猫の伝染性腹膜炎(FIP)の治療を開始しています。FIPとは1歳未満の猫が主に罹患する猫コロナウイルスによる感染症で、食欲不振・倦怠感・体重減少・腹水・炎症性腫瘤などが現れ、全身性の消耗を経て発症から数日から数週間で死にいたる恐ろしい病気です。当院では抗ウイルス薬(モルヌティラビル)を用いた安全で確実な治療を行い、良好な治療成績を得ております。FIPの検査・診断も行っています。FIPはかつての治らない病気から治る病気に変わりました。感染していても諦めないでご相談下さい。
⑤「腫瘍外科・形成外科の手術」は傷あとを残さず
高齢のワンちゃん(女の子)の乳腺腫瘍、体表に現れるいろいろなイボや腫瘍(脂肪腫・肉腫など)は速やかに切除できるように手術体制を整えています。あわせて、術前の病理検査で悪性か良性かの診断も行い、安全な施術を心がけています。当院では、切除の際の切開法や縫合方法にこだわり、傷あとをなるべく残さないきれいな皮膚形成を行っています。
⑥「エキゾチックアニマル」の診療もいたします
うさぎ、フェレット、ハムスター、ハリネズミ、モルモット、チンチラ、デグー、リス、一部の鳥類など、いわゆるエキゾチックアニマルの診療を行っています。近年、これらの動物たちを愛情をもって飼育される方が急増してきました。長年の臨床経験に基づき、小さな動物たちが一日でも健康に長生きできるよう、治療や検査のみならず飼養管理の指導も行っています。健康診断も承っていますのでお気軽にご相談下さい。
こちらのハリネズミちゃんとハムスターちゃんは難治性の皮膚病でしたが、原因となるカビ菌の退治とホルモンの補充療法を行うことにより完治し、発毛しました。